あなたは
「たった1回浮気しただけなのに」
という言葉をどう思いますか?
昨日の夜、私が
「行列のできる法律相談所」
というテレビ番組を見ていると
この言葉が出てきました。
この番組は人気番組なので知っている人も多いと思いますが、
日常のトラブルを「史上最強の弁護士軍団(←すごい名前(笑))」に
相談して法律的に白黒つけるという番組です。
まあ、今はトークが主体のバラエティ番組で、
法律でトラブルを解決する話は
1コーナーになってしまってますが(笑)。
で、昨日、紹介されたトラブルは次のようなものでした。
====ここから====
夫が「たった1回浮気しただけなのに」
奥さんに離婚の慰謝料を1,000万円支払った。
しかし、離婚の慰謝料の相場は200万円です。
なぜ、この(元)夫が1,000万円支払ったかというと、
(元)奥さんが「慰謝料の相場は1,000万円よ」と騙したからでした。
この場合、(元)夫は騙されて支払った慰謝料をいくらくらい取り返せるのか?
====ここまで====
ちなみに、このトラブルでは全ての弁護士が
「0円」と答え、取り返せませんという話しでした。
浮気された事がある女性にとっては
いい気味だと思える答えなんじゃないでしょうか(笑)。
ただ私が気になったのが
冒頭でも言った通り、
「たった1回浮気しただけなのに」
という言葉です。
なぜなら、
私は「浮気が許されない理由」は
法律で禁止されているからではなく、
どんな言い訳をしても
【浮気されて「傷ついているという事実」は
どうやってもすぐには消えない事】
ただ1点だと思っているからです。
だから、
「浮気を何回したか」
「浮気を何人としたか」
「浮気を何年続けたか」
は関係ありません。
だって、1回でも浮気されれば誰だって傷つくからです。
どうやっても痛みはすぐには消えないからです。
確かに1回の浮気と「比べれば」
2回、3回の浮気の方が傷つくでしょう。
1人の浮気と「比べれば」
2人、3人と浮気した方が傷つくでしょう。
1日の浮気と「比べれば」
1年、2年と浮気を続けた方が傷つくでしょう。
でもね、これって全部【比べれば】の話です。
これを強引に例えるなら
「お腹を包丁で刺されて痛いけど
心臓を刺されるよりはましだ」
と言っている様なものです。
いやいや、お腹を刺されても痛いから。
ヒドイ時にはそのまま死んじゃうから。
浮気もこれと同じです。
たった1回でも浮気されれば
目には見えなくても
心は瀕死の重傷を負うことだってあります。
比べたからといって
浮気された痛みが消えるわけじゃありません。
じゃあ、なぜ浮気されるとこんなにも傷つくのか?
心の痛みは簡単には消えてくれないのか?
この疑問を深く掘り下げて出てくるのは
単純な答え。
【その男性を本気で好きだったから】
です。
本気で好きだからこそ
浮気されれば傷つくし、
傷ついた痛みは消えないし、
許せないのです。
つまり、
浮気されたことへの
怒りや悲しみ、許せない気持ちの大きさこそが
その男性に対する愛情の大きさなのです。
だから、浮気されて許せないのは当たり前です。
その許せない気持ちの大きさが
その男性を本気で好きな証なのですから。